アイウェア(解説編)
2020/05/03
以前このブログの記事で、自分でひと工夫加えたアイウェアを愛用していると紹介したことがあったけど、その「ひと工夫」について詳しく知りたいというリクエストがあったので、作業工程について改めて解説してみたいと思います。
交換用レンズが複数同梱されたスポーツサングラスを愛用しているけど、夜間の視界を明るくする黄色いレンズや透明なレンズが付いてないので夜は使えない。なので格安で購入できる他のスポーツサングラスに同梱されたレンズを流用して、無理やりナイトライド時のアイウェアにも使えるようにしてしまおうという内容です。
スポーツサングラスはメガネスーパーのオリジナル商品「INITIALEYES INI-101S」です(※現在は販売していない模様)。
用意するもの
レンズの加工に使用する工具。
写真左から
- 精密ドライバー
- 金属ヤスリ
- ニッパー
メガネやサングラスに使われるネジはかなり小さいので、他にもピンセットがあると良いかもしれません。
作業手順
INITIALEYES INI-101S の交換レンズはサングラス本体(フレーム)に付け外しできるアタッチメントがついています。他のサングラスのレンズを流用するにもこのアタッチメントを使うので、まずは INITIALEYES INI-101S 付属のレンズから今後使わない物をひとつ選び、バラしてしまう必要があります。
赤枠で囲ったのが必要なパーツ。
裏側のネジを外します。かなり小さなネジなので精密ドライバーが必要です。
レンズは左右それぞれ一箇所のネジ止めで固定されています。まん中のネジは緩める必要はありません。
レンズの固定に使われているネジは小さいので無くさないよう取り扱いに注意しましょう。
外したレンズはまたいつでも戻せるよう、傷がつかないようにして保管すると良いでしょう。
アマゾンなどの通販サイトで安く売っているスポーツサングラスを用意します。1,000~2,000円台で購入可能です。
※写真の物は既に加工してしまった後なので黄色いレンズが入ってませんが、実際には黄色いレンズを加えた5種類のレンズが同梱された商品です。
アマゾンで「スポーツサングラス」のキーワードで検索するとかなり多くの商品がヒットするので、より好みに近い物を探してみるのも一興かも。
本当はレンズが左右別れた物が理想的ですが、そういう商品は複数のレンズを交換できないタイプばかりだったので一体型を選びました。
レンズの加工としては写真の赤い部分を切り離すイメージです。
素材が硬目のプラスティックなので、プラ模型の製作などで使うニッパーを使ってまずはざっくりと切り離し、金属ヤスリで削って微調整をしつつ形を整えます。
レンズをフレームに装着するアタッチメントに固定する部分は INITIALEYES INI-101S の元々のレンズの形に合わせますが「完全に一致」までする必要はなく、大雑把でも結構大丈夫だったりします。
ヤスリを使って形を微調整する際、たまにアタッチメントを装着して「合い」を確認すると良いでしょう。
切り離しとヤスリがけで形を整えたらアタッチメントに固定します。
ところで、この手の左右が一体化されたレンズのサングラスは大抵レンズにロゴマークが入っており、ボクが購入した商品は横に大きく広がったロゴなので写真のように一部が見えてしまっています。個人的にはこのくらいなら目立たないし全く気にならないのですが、アマゾンで検索すると似た商品でブランド名が違う物がほかにも色々あるので、ロゴの小さい物を選ぶとロゴがアタッチメントで隠れて見えなくなると思います。
以上で作業は終了、INITIALEYES INI-101S が夜間でも使えるようになりました。